授業についての質問



Q 普通のアコーステックギターは教えていないのですか?

A アコーステックギターもお教え致しております。

私はエレキギターを中心に学んできましたが、アコーステックギターも弾きます。

アコーステックギターはどうしてもコード「和音」を弾く事が中心になりますが、エレキギターは逆に「スケールをアドリブで・・・。」という感じの「単音」やリフという一定の決まった型を弾く事が中心となります。

どちらが重要という事ではなく、どちらも重要と私は思っています。そして、どちらも良いものですね。


Q 全くの初心者なのですが、大丈夫でしょうか?

A どんな上手なアーティストも最初は初心者ですし、どんな優れたアーティストであったとしても、ギターを続けていくならば常にそう、「研究」と「学習」は永遠の課題です。

一つの壁を乗り越えたら、次の壁が在る訳で、そういった意味ではギターを弾き続けるという事は「常に初心者になる」という意味でもある訳です。(笑)

私自身も人様にお教えしてはいますが、常に「新たな事を学習出来れば・・・。」と励んでいます。そして自分が壁だと思っている点を乗り越える為に、以前同じ様にその壁を乗り越える事が出来た先輩のミュージシャン等の助言や教えを聴いて成長したいと考えています。

なので、当然初心者でも大丈夫です。そして、実は生徒さんから教わる事も大変多いのです。

もしも生徒さんが乗り越えたいと思っておられる壁が私の超えてきた壁であるなら、私は喜んでその方法をお教え出来ます。


Q 授業料が高そうですが・・・。月謝はどれ位ですか?

A 実を申しますと月謝の額は決めていません。

生徒さんによって額は様々ですが、授業料は無料ではありません。

以前は人によってはですが、お金ではなく家の中で眠っていた要らなくなった物であったり、畑で採れた野菜であったりという事もありました。(笑)

「そんなのでよろしいのですか?」と言われましたが、私は別に構わないと思っていました。

ですので、生徒さんがご自分で決められた額で(物品を含む)喜んでお教え致します。しかし、私は奉仕活動を行なっている訳ではございません。

ですので、無償でお教えする事は致しません。私は自分が「プロギタリスト」である事とはその代価を頂く事に対する責任であると考えているからです。それは額の問題ではございません。

ですがちなみに今まで行なわせて頂いた中で言える事があるとするならば、不思議な事に生徒さんの知識や技術の習得と授業料は比例するような気はします。

(参考までに今までの統計では、10000円以下の月謝が多いです。)多く頂いた場合は、生徒さんの機材や参考書代に還元するように心掛けています。


Q 教室は何処にあるのですか?

A 私がギターを学んできて一番疑問に思ったのは「教室」です。

生徒さんのレベルや目的は様々ですから何処かに集まって「一緒に学ぶ」というのはどうなのか?と常に思っていました。

多くの音楽学校ではその様な形式をとって授業されてますが、学ぶとはそれぞれ「人によって異なる事」だと自分は考えています。

普通世の中では、学校の授業に付いていく為に家庭教師に習ったり塾に行って学びます。しかし、考えてみますとそれは本来おかしな事です。勉強を学ぶのが「学校」なのですから。

この点から考えてみても実は集団で学ぶという事はかなりの「負荷」が掛かっている事が分かります。

学ぶ為に共に集いあう事は励みになるのも事実ですが、音楽を学ぶというのは集団よりも個人的な授業の方が向いています。

さらに一般的な教室を運営する事は資金面などにおいて無駄なリスクを背負う事になりがちです。ですので、私は「家庭教師式」の授業を採用しています。

これにより中身の濃い授業を行なえています。ですが、教室での受講も可能です。


Q プロミュージシャンとしてデビューしたいのですが、可能でしょうか?

A その質問にお答えする前に、そもそもプロミュージシャンとは何か?という点を考えなくてはならないでしょう。

ひと口にプロミュージシャンと言いましても大きく分けて2種類あります。

一つは「サラリーマン型」、もう一つは「自営業型」です。

サラリーマン型はどこかの事務所に所属してその所属事務所にCDを作ってもらったり、ライブに出させて頂いて事務所より給料を頂いているミュージシャンです。

自営業型とは自分でCDを作って販売し、自分が代金を頂いて演奏する事によって収入を得ているミュージシャンです。

そして、2種類のそのミュージシャンの中にも様々なジャンルがあります。

講師として収入を得ておられる方、他のアーティストのサポートをして収入を得ておられる方、

本や CDを販売されておられる方、演奏そのものを代価によって聴かせる方・・・。など、様々です。どの方もプロミュージシャンと言える訳ですが、一つ共通点があります。

それは「ミュージシャンは技術屋である。」という事です。

当然の事ですがその技術屋さんとしての質が低ければどんなジャンルであっても無理です。

そして、どういった技術を磨くのかは人それぞれに異なりますね。

そういう訳で、プロミュージシャンとしてデビューする事は全て「自分次第」という事になります。私はその生徒さんの目的に従ってお手伝いさせて頂ければと考えています。


Q 教わるのに条件等はありますか?

A 2つあります。

まず1つ目は「環境を整える」事、そして2つ目は「続ける事」これが条件です。

環境を整える事とは、
単純に@自分の楽器を持つ事

そしてAそれを大切にする事

さらにその楽器を B弾く事です。


2つ目の続ける事とは、ギターを弾く事を辞めない事です。

正直、弾けない日があったりするのも事実でしょうし、レッスンお休みしたいと思う日があるのも当然でしょう。

しかし、ギターを弾く事そのものを辞めるという事は、休むという事と意味が異なります。

私は、レッスン料は決めていない訳ですから、続けようと思う心があれば金銭的に負担にはならないはずです。

では、何故辞めるのか?練習や時間などを取り分ける事が負担となるからでしょう。

しかし、ギターを弾かない人は永久にギター弾きには成れません。

学ぶ時間を使わない人が上手くなる事はあり得ません。

それはギターだけではなく、どんなものであっても無理でしょう。

その問題は何かを教わるという以前の問題かも知れません。

辞めるのなら早いほうが良いですし、続けるのならどこまでも長い方が良いです。

さらに条件があるとすれば、「教わる」事の出来る人でないと、教える事は意味を成さないのです。


Q 練習する為に機材を借りたいのですが?

申し訳ございませんが、機材は貸しません。勿論、状況によりますが、基本的にはお貸ししておりません。

以前は貸し出していたりしましたが、生徒さんが当方のギターを粗悪に扱い、傷を付けたり破損したりという事が多くあるからです。

勿論、きちんと弾いて付いた傷ならば「名誉の負傷」なのですが、多くは妙な所に傷を入れられます。(笑)

例えばギターの立て掛け方が悪くて倒して傷・・・。とか、普通に弾いていて在り得ない場所に打痕とか・・・。

先にも述べましたように機材の扱いや管理も技術のうちです。ですので「他人の褌で相撲をとる」ような事はお断りさせて頂いております。

やはりどのようなモノであれ、自分のギターでないと駄目です。


Q 何だか堅苦しいですね。

基本的には、何でもアリなのが音楽ですけど、基礎はやはりしっかりしていないと先で苦しみますね。面白いもので、ミュージシャンというのは、資格ではないので「私はミュージシャンです!」と主張すれば、誰でも成れるのです。(笑)

しかし、料理屋さんなどと同じで、料理屋さんも誰でも店を構えて料理を出せますが、(簡単な資格はありますけどね。)看板を出してからが難しいといえるでしょう。

素材の調理方法や素材の質を見極める事が出来るか?自己流ではどうにもならない事が習う事で解消するのは事実です。


Q つまらないじゃないですか。

面白いと考える事も人それぞれですね。勿論それぞれの道での面白さはありますけど、カッコを付けるだけなら、美容室に行って、服買って装飾整えた方が早いと思います。

結局、どんな道にしろ、奥深い事というのは一見地味です。(笑)ですが、「なるほど!」と思えた時には表面的な喜びにはない深い喜びがあると考えています。



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